
楽しみにしていた海外旅行先で、もしも体調が悪くなってしまったら。病院で必要な治療を受けるためには、どのようにしたらよいのでしょうか?
病院はどうやって探せばいいの?
病院への治療費の支払いは?
海外旅行先での健康トラブルの対応についてまとめてみました。
海外旅行で身近におこる健康トラブルは?
海外旅行保険の支払い事例の件数の割合を見ると、健康にまつわる治療費の請求が、全体の約7割に及んでいることがわかりました(AIG損保 海外旅行保険 2016年度事故支払件数実績データより)。
治療費が高額になる心筋梗塞や脳卒中など重傷な病気も、もちろんありますが、比較的軽度でかかりやすい「風邪」や「腹痛や下痢」、「頭痛や発熱」、「ケガ」などで現地の病院を利用することが多いようです。
その他にも「ぎっくり腰」や「じんましん」、「歯痛」などもあり、どのような人でも病院での治療を受ける可能性は高いようです。
どうやって病院を探すの?
現地での健康トラブルによって病院へ行くとき、皆さんはどのようにして病院を探したのでしょうか?
・ホテルの従業員に聞いた
・海外旅行保険の保険会社の提携先の医療機関へ行った
・現地で聞いた
・救急車で運ばれた
などがあります。救急車で運ばれてしまった場合には病院を選ぶことはできませんが、なるべく日本語が通じる医師のいる病院を選びたいものです。
参考記事
病院でのコミュニケーションに不安
病院へたどり着いても、今度は言葉の問題があります。たとえ現地でのコミュニケーションが達者な人でも、本当に痛いときや苦痛なときには、日本語での表現の方がありがたいものです。
先進国では多くの場合、日本語が通じるスタッフがいたり、通訳の人を頼めるケースもあるようです。保険会社が提携している医療機関には日本語が話せるスタッフがいる場合が多いようです。
キャッシュレス・メディカルサービス
海外での治療費は大抵の場合、日本よりも高額なことが知られています。通常は治療費はとりあえず全額支払い、帰国後に保険会社に請求することによって、補償の限度内の金額を払い戻してもらえます。
海外旅行保険の保険会社が提携する医療機関の場合、「キャッシュレス・メディカルサービス」があり、キャッシュレスで治療を受けることができます。
保険契約書または保険証券、およびパスポートを病院へ提示することでサービスを受けられます。ただし、提携する医療機関の数が少ない国もあるので、渡航前に確認しておきましょう。
海外旅行保険は「安心のお守り」
楽しみにしている海外旅行先で、健康トラブルに遭っても金銭的にも安心して治療ができるように、海外旅行保険にはぜひ加入していただきたいものです。
インターネットでは出発日当日まで加入することができます。補償内容や提携先の医療機関の住所、24時間対応のコールセンターの電話番号をしっかりと確認し、安心して海外旅行を楽しめるようにしましょう。