
海外で英語を勉強したいという人は、海外留学や語学留学、ワーキングホリデーなどを選ぶと思います。
中でも、低予算で海外へ行くことができるのがワーキングホリデーですが、どのくらいの費用を準備すればよいのでしょう?
ワーキングホリデーは現地で働くから低予算で大丈夫?
ワーキングホリデービザは一般的な留学とは異なり、滞在中に働くことが許可されている特別な制度です。
それは、事前に取り決めをしている2国間の青少年を受け入れて、互いの文化や生活様式を理解してもらうために、現地で滞在費用を補うための就労を認めているというものです。
現地で生活費を稼ぐことができるのなら、それをあてにして、出発前に用意すべき予算は少なくてもいいのでしょうか?
ワーキングホリデーには条件がある
ワーキングホリデーには「査証」が必要になります。この査証を発給するにあたっていくつか要件があります。
・相手国・地域に書住する相手国・地域の国民・住民であること
・査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること
・子または被扶養者を同伴しないこと
・有効な旅券と帰りの切符(または切符を購入するための資金)を所持すること
・滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること
・健康であること
・以前にワーキングホリデー査証を発行されたことがないこと
(外務省HPより「ワーキングホリデー査証発給要件)
下線部分が査証発給時に最低限必要な資金となります。
低予算でワーキングホリデーに行くコツ
<帰りの航空券>
帰りの航空券に関しては、行くときに往復で購入しておいた方が安心できるという人もいれば、片道ずつ購入する方が割安だという人がいます。
たしかに、帰る日は決まっていない方が都合がよい場合もありますし、格安な航空会社を選んで時間をかけて帰国するという方が、低予算で済みます。
航空券は購入するタイミングによって値段が大きく変わります。ハイシーズンを避け、ローシーズンに渡航・帰国するように予定を組みましょう。
<滞在費>
働きはじめてから初収入があるまでの生活費は最低限持っていなくてはなりません。
また、はじめから働くつもりでも、働き口がすぐに見つかるとは限りません。
お金がなくなってしまえば、即帰国しなくてはなりません。生活費は渡航先の物価にもよりますが、最低でも3か月は働かずに生きられるぐらいのお金は持っていきましょう。
ワーキングホリデーにはいくら必要なのか?
この他にも必ずかかる費用として「ビザ申請料金(国によって異なる)」、海外旅行保険、学費(語学学校)などがあります。
これらを合わせた1年間に必要な費用は、約200~300万円(国や学校によって異なる)、アルバイト収入が月15万×8か月=120万円(もちろんアルバイトによる)だとすると、残り約80万円~180万円は準備しておくべきだといえます。
留学よりも低予算で海外へ行けることが、最大のメリットでもあるワーキングホリデーですが、資金計画は万が一のことを考えて慎重に立てましょう。