
ワーキングホリデーを利用している人の中には、滞在がとても楽しくて「このまま帰りたくない」と思うこともあるでしょう。
ワーキングホリデーでは最長1年と決まっているけれど、延長する方法はないのでしょうか?
ワーキングホリデー制度の取り決め
ワーキングホリデーは、ある意味で特別に許可された海外留学ともいえます。取り決めを行っている相手国に行き、文化や生活様式を理解する。
そのための滞在費を補うために働き収入を得ることが認められているのが「ワーキングホリデー制度」です。
この特別な留学は、通常ひとつの国に最長1年間と決められていますが、いくつかの要件を満たすことで延長することができる国があります。
オーストラリアとニュージーランドです(イギリスも最長2年という他の制度があります)。
セカンドワーキングホリデー
オーストラリアでは、1年間のワーキングホリデービザをもう1回申請することで、さらに1年間延長することができます。
インターネットで申請することができるので、手続きは簡単に行うことができます(ニュージーランドは最長3か月)。
<セカンドワーキングホリデービザの申請条件>
・ビザ申請費用・・・440豪ドル(2018年3月現在)クレジットカード払い
・発給日まで国内にいること(国内申請の場合)
・18歳以上30歳以下であること(ビザ申請書が受理された時点)
・政府指定地域にて最低3か月以上の季節労働に従事した証明書類が必要
・心身ともに健康であること
政府指定地域で季節労働って、どういうことなのでしょう?
セカンドビザ取得のためのファームで働く
セカンドビザ取得の要件の中には、ワーキングホリデー1年目に政府指定の地域で3か月以上の季節労働をすることとあります。
仕事としては、主にファームで働くことから通常「ファーム」と呼ばれています。
セカンドビザを取得することがファームで働く目的なら、対象地域内にあるのか?
確認しましょう。また、同時にオーストラリア・ビジネス・ナンバー(ABN)に登録しているファームかどうかも確認してください。申請時に必要なナンバーです。
ファームを探す方法は、政府が運営する「ハーベストトレイルHarvest Trail」で探すか、一番安心できるのは、ファームで働いたことがある知人等の口コミです。
手続きはインターネットで完了
セカンドワーキングホリデーのビザ申請は、オーストラリア国内外から行うことができます。
1回目のワーキングホリデー中に、国内から2回目のビザの申請をすると、入国した日から2年間続けて滞在することができます。
セカンドワーキングホリデーはインターネットでの申請になっていますので、オーストラリア移民局のHPから申請することができます。
セカンドワーキングホリデーのために
はじめからセカンドワーキングホリデーのためにファームでの労働を選ぶ人も多いと思います。ただし、正直日本で何もしていなかったという人にはキツイです。
また、ファームの場所は当然田舎です。オーストラリアの自然を楽しむつもりで臨んだ方がよさそうです。