
ワーキングホリデーに行ったという人の体験談は、どれも成功体験ばかり。
ワーキングホリデーに行く前は、成功体験だけを見て、どうしても夢みがちになります。今回は、失敗談も聞いてみました。
ワーキングホリデーに行った目的は「逃げ」だったのかも?
<Aさんの失敗談>
会社を辞めてワーキングホリデーに行ったというAさんは、帰国するぐらいには英語がペラペラになり、当然転職に役立つと考えていたようです。
会社を辞める理由も「ワーキングホリデーに行くから」と周りに宣言していました。
ですが、ワーキングホリデーに行ったからといって、必ず英語が話せるようになるという訳ではないのです。
特に、社会人が会社を辞めてワーキングホリデーに行くということは、よほどの成果がない限り(海外の企業に就職するとか)、帰国後には厳しい就職活動が待っているのです。
帰国後Aさんは、英語がペラペラになっているわけでもなく、再就職先を探すのに苦労したそうです。Aさんの後悔は、
・会社がいやで辞める口実を求めていたのかもしれない
・ワーキングホリデーに行けば誰でも成果が出ると思い努力しなかった
だそうです。
ホスト先に期待しすぎ?
<Bさんの失敗談>
ホームステイ先のイメージは、「親切であれこれと世話をしてくれるホストファミリー」だったが、現実はちやほやされず。
お客さんだからといって、待っていても誘ってはくれないことが、行ってみてはじめてわかったそうです。
子どもならともかく、大人のお客さんにあれこれ世話をやいてくれるホストファミリーはまれです。
こちらから積極的に話しかけたり、質問するなどするようにしないと、よい関係も築きにくいのです。Bさんの後悔は、
・ホストファミリーがすべて手配してくれると期待しすぎた
ということです。
語学学校に行けば上達するというのは勘違い?
<Cさんの失敗談>
ワーキングホリデー中に語学学校へ通学してみたが、当然ながら同じく語学を勉強しようとしている現地以外の外国人ばかり。
日本のいわゆる「駅前留学」とあまり変わらない印象があったといいます。語学学校に期待しすぎたのでしょうか。
語学学校へ行ったからといって、誰でも英語がペラペラになれるわけではありません。
語学学校はあくまで、正しい文法やコミュニケーションの仕方を学ぶところで、それを外で使ってみなくては、海外に来た意味がありません。
ホストファミリー同様に語学学校に、期待しすぎてはいけません。せっかく海外へ行ったのですから、受け身な気持ちを「積極的」に切り替えて臨むことが必要です。
Cさんの後悔は、
・語学学校へ行けばなんとかなると思っていた
ということでした。
ワーキングホリデーは積極的に
ワーキングホリデーに行って後悔している人のお話を聞くと、日本人の受け身(内向的)な性格が原因なのかな?と思ってしまいます。せっかく海外へ夢をもって行くのですから、普段の自分とは違う「積極的な自分」になってみるといいかもしれません。